こんにちは
Bodywork Center Réveil 菅原です
今回は、【全治3ケ月】と某スポーツ整形外科で診断を受け安静後、症状の改善がなかったため、私のところにいらっしゃった、バドミントン選手の筋膜整体の例をご紹介させていただきます。
先ほど、某スポーツ専門の整形外科にて
回外筋部分損傷という診断を受けたバドミントン選手(某整形外科勤務:作業療法士)
からメッセージが送られていました。
「あと一点で優勝できたんですど、でもスマッシュも普通に打てたし、全道チャンピオンにも勝てたし悔いなくできたよ!!ほんとありがとう」
Bさんとの出会い
当初、某スポーツ整形外科では
「全治1ケ月 肘を使ったスポーツは禁止..絶対安静。」とのことでした。
彼女は3週間ほどバドミントンを休止していたようでした。
そして、さらに3週間たっても日常生活での痛みが取れない状態でした。
彼女は整形外科に勤務している作業療法士だったので、障害のことは理解しているので言われた通りに安静をしていました。
しかし、
「1ヶ月経っても,全く症状が変わらない。どうにかして欲しい。」
必死な思いを感じました。
カウンセリング・検査
カウンセリング時にご用意した、コーヒーカップを持つと肘の前外側部に激痛が入りました。
先ずこの症状で診断がついていた「回外筋の損傷」ではない事が明確でした。
「回外筋」は肘の曲げる角度に関係なく前腕を回外(前腕のお腹が天井を向く動き/ドアノブを右手で右回しする動き)に働きます。
しかしながら、彼女は握手をする動作(親指が天井を向き肘を曲げる動作)で痛みがありました。
=本来この動作で作用する筋肉は腕橈骨筋、長橈側手根伸筋という筋が使われます。
そして評価を詳細に行なうと、彼女の肘の痛みの根本は右手首・肩甲骨周囲そして、反対側の首の筋膜の歪みが原因であると仮説立てることができました。
過去に、
「右手には掌の中にガングリオンが出現し、しばらく手首が動かせなく固定をしていた。」
と特に手首周囲の筋膜の滑走不全(歪み)が著明であった。
↓彼女の問題を図で表せるとこのような問題がありました。
初回の施術
詳細なカウンセリングと身体評価後,手関節周囲と肩関節周囲の筋膜整体を実施しました。
その結果(1回目の施術)は
この時点でバドミントンのバックハンドの抵抗に対する痛みは消失しました。
2回目の施術
<1週間後の2回目の筋膜整体を行いました>
実はこの1週間の間、痛みが治ったとのことで僕に内緒でバドミントン復帰していました。
しかし、スマッシュとクリア以外の動作ではほぼ痛みはなかったとのことでした。
そして、2セッション目は
肩関節の不安定性が強く、頸部の筋肉や肩甲骨の筋肉などの強い緊張が見られていたので
再度詳細に肩・頸部・胸部の筋膜の問題をチェックし施術を行ないました。
結果
私の施術は2回で終了しました。
週1回×2の全2回の治療で終了。スポーツ復帰
彼女は受傷直後MRI上でもわずかな高信号(筋の損傷による血液の産出画像)であり他スポーツ整形外科病院にて肉離れの診断名がついて1ケ月絶対安静と診断された方でした。
通常微細な筋損傷は14日~21日で修復過程に乗り、1ケ月には自然治癒していくものです。
しかし、受傷1ヶ月半の状態でもコーヒーカップを持つ際に痛みがあった。
痛みが起きる原因は様々あります。
筋の損傷だけが痛みの原因とは限りません。
その場合はいくら休んだからといって痛みが取れることはありません。
そして、今回は筋膜調整により損傷部位の負担を取ること、そして手首・肩・頸部・肋骨における筋膜の歪みをとることで症状が消失した患者様でした。
「画像上には問題がある。」
しかし、今抱えている痛みが画像の痛みとは限らない。
それを再度確認できた出会いでした。
お客様を観るときは画像診断と臨床症状が必ず一致するのか?
その評価を必ず調べなければならない。
Bodywork Center Réveil 菅原
ご予約・お問い合わせ
ご好評につき、オープン前から予約が混み合っております。症状のご相談やご予約につきましてこちらからお問い合わせください。
-
ご予約・お問い合わせ
ご予約・お問い合わせ 2023年より,弊社の都合により営業日数を制限しております。そのため,大変ご予約が取りにくくなっております。 外勤等もありますので,お電話対応できないことが多くなっております。 ...
続きを見る
現在、オープン前にもかかわらず、多くのご連絡をいただいております。
キャンセル待ち用のLINEにも登録していただければ、すぐに空き情報の連絡が可能ですので合わせてこちらもご登録ください。